ビオバンクは、1993年以来、毎年イタリア国内のオーガニック運営に関するデータを収集し、公表している。オーガニック関連企業の絶対数、ならびに住民10万人あたりの関連企業の密度を綿密に調査するという作業によって、毎年、地区ごとの新たな地図が作成されている。


2010年報告書のなかで、ビオバンクは2010年のオーガニック関連企業の数を2008年のそれと比較している。また、この報告書は最近発売された『Tutto Bio 2011(トゥット ビオ2011年 ※訳注:全部オーガニックの意味)』年鑑でも公表されている。
2010年、イタリア国内のオーガニック部門の専門家8500名を、15の異なるカテゴリーに区分して調査し、そのうち8つに関する調査結果をビオバンク報告書で発表した。その8つのカテゴリーは、農場直売、購買グループ、オンライン商取引、レストラン、ファームホリデー 、学食、ファーマーズ・マーケット、オーガニック専門店である。(経済)危機にも関わらず、オーガニック産業はいまだ成長を続けていることが明らかになった。それは成長の連続を伴うダイナミックな風景である:イタリアでは1社がオーガニック関連事業から撤退を決める一方で、3社の新たなオーガニック関連事業者が出現している。
最も増加したのは購買グループである。2010年のイタリア国内の購買グループの数は742にのぼり、2008年から55%の成長となる。通称GAS(gruppi d’ acquistoの略)と呼ばれる購買グループへの関与者は、ウンブリア州だけで約250世帯にのぼる。Aiabのデータによると、彼らは18ヶ月間で60トンの青果物、4000リットルのワイン、500リットルの油、4トンのチーズ、2.5トンの穀類、豆類、他の製品など、17万4000ユーロ(2,126万円)相当を買い上げている。このような購買グループのほとんど(全体の60%)は北部に集中している。さらに、ビオバンクの報告によれば、2010年の農場直売は2421軒、3年間で25%の成長を記録した。そのうち1280軒はもっぱら農場として運営され、あとの1141軒はアグリツーリズモ*(ファームホリデー:農場での休暇)も提供した。2010年にイタリアでオーガニック製品を販売したウェブサイトの数は152、過去3年で38%の成長率だった。
2010年イタリア国内には246のオーガニック・レストランがあり(24%の成長率)、これには、ピザ屋、バー、喫茶店、アイスクリーム屋なども含まれる。ファームホリデーは適度な増加(+11%)で、学食も同様(+10%)だった。ファーマーズ・マーケットは、煩雑な手続きと農業者の時間と資金が少ないことが原因し、7%と小さな伸びだった。
オーガニック専門店の数は、2008年の1114から2010年の1163と成長率4%、この中には「クオーレビオ(CuoreBio)」のチェーン店260店舗、オーガニックのフランチャイズ・スーパーマーケット・チェーン「ナチュラシー(NaturaSi)」約80店舗が含まれる。これら専門店のほとんどはイタリア北部にあり、759店舗、続いて中部に250店舗、南部と諸島に154店舗ある。絶対数で言えば、ロンバルディア州の194店舗が最多で、ピエモンテ州の151店舗、ヴェネト州の148店舗があとに続く。ヴァッレ・ダオスタ州は住民10万人あたり最多の7店舗を有している。完全な報告書はここから入手可能(ただしイタリア語)。
*アグリツーリズモ(ファームホリデー):休日を田舎の農家の家で過ごし、農作業を手伝ったり、ハイキングをしたりと自然を満喫するツアリズムのこと。イタリア北部で宿泊と食事つきのところが多い。
参照URL:Bio Bank
出典:Organic-Market.Info
(翻訳:ボランティア 大畑 恵里さん)

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