マヴィ代表・田村安オフィシャルブログ

Organic Wine Specialist

オーガニックワイン

ナチュール シラー|新着ラングドック SO2無添加ワインを試す

ソースが作り込まれた牛肉料理には樽の効いたシラー。健康志向の白い豚肉や鶏肉ではなかなかシラーには届かない。しかし樽を避けて軽やかに仕立てることを是とするレヴォルさんのシラーなら、あっさりとした豚肉や鶏肉でもいけるのではと実験してみることにした。
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ナチュール ピノノワール|新着のラングドックSO2無添加 赤ワインを試す

今回入って来たのは2021年のピノノワール。レヴォルさん最初の二酸化硫黄、酵母無添加の実験ワインだ。ドライフルーツミックスというか、プルーンの甘い香りとやさしい味わい。うーん美味しい。アニマルや雑味もいない。澄み切った香りでとてもきれいだ。
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ボジョレーヌーヴォー2023を和のビストロ料理で

シュブランさんのボジョレーヌーヴォー2023年を抜栓、グラスに注ぐ。色は淡く、これぞボジョレー色。口に含むと穏やかな果実味、チェリーだ、酸の存在がハッキリわかる。香りはブラックチェリーとカシスを感じる。まさに王道のボジョレー、これは和食だ!
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ナチュール シャルドネ|新着のラングドック白ワインを試す

今回入って来たのはは2022年のシャルドネ。レヴォルさんには2年目の実験作だ。彼には自然派ワイン(ヴァン・ナチュール)にありがちなダレた味わいや雑菌増殖の悪臭が許せない。美味しい。邪魔なものを一切感じない。さわやか、このままいくらでも飲める。
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TBヴィオニエ|新着のラングドックワインを試す

TBヴィオニエの畑は岩盤層の上にあり、北ローヌに似た重さをワインにもたらしてくれる。コンドリューのようにも仕立てられそうだが、ファビアン レヴォルは樽を使わないので、桃や杏の果実のかわいらしい感覚を持ちながら力のあるワインに仕上げている。
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TBピノノワール|新着のラングドック赤ワインを試す

TBピノノワールは常識を超えた赤ワインだ。ブルゴーニュとはまるで違うし、アルザスとも一味違う。近未来指向で醸したピノノワール。東アジア人の食卓には最適な赤ワインであり、これからのフランス料理のマリアージュにも力を発揮する赤ワインとなろう。
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TBシャルドネ|新着のラングドック白ワインを試す

「テロワールと文化、造り手の思考を正直に反映して奥深さが生まれる」シャルドネ。ブローの畑は、岩盤の上に薄く土壌が載っているだけで、ぶどうの根は岩盤の裂け目に潜り込み、多様なミネラル水を吸い上げる。ブルゴーニュのコートドールの丘の斜面畑のように。
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今年のボジョレーヌーヴォーの出来は?|2023年はボジョレーらしさを持った優秀なヴィンテージと予想

2023年は5月は例年並みからちょっと高め、6月の開花期は良く晴れて気温が高め、7-8月は26℃台とボジョレー地方としては理想的な推移でした。夏の気温が2022年程は高くなかったことで、酸のキレも併せ持ったきれいなフルーティーさが期待できます。
ワインと料理のマリアージュ

アル添しない新着シェリー タイプ|食前酒だけでなく和食にもおすすめのフィノ と 甘露な極上甘口

端麗辛口フィノ シェリータイプの「パリド」と芳醇甘口シェリータイプの「アボカド」の2種。実はどちらもアル添しないことで、市販のシェリーとはかなり異なる飲み口になる。フィノは食前酒だが、ただワインだけを飲むわけではなくタパスに合わせる食中酒でもある。
ワインと料理のマリアージュ

久々のヨーロッパ(4)プロヴァンスのドメーヌ パンシナ訪問

ドメーヌ ド パンシナの辺りにはローマ時代以前のギリシア時代にぶどう栽培が持ち込まれ、ワイン醸造が行われていた。フランスでも最も古いワイン産地だ。醸造に使われた土器のアンフォラはそこら中から見つかり、畑からはビーナス像も発掘されている。
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久々のヨーロッパ(3)ドメーヌ ド ブロー訪問

自然を求めてワイン造りの世界に飛び込んだレヴォルさんは、二酸化硫黄(SO2)無添加、酵母無添加醸造を目指すが、いわゆる【自然派ワイン】の臭さやダレはとても許せない。醸造所の衛生管理と醸造温度管理の徹底した先にレヴォルさんの無添加醸造が見えてきた。
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久々のヨーロッパ(2)|念願のバレンシア州デニア訪問

この3年の間にパコとマリアは新たに農場を購入していた。従来のアランレオンとモンテサンコの農場はバレンシア県内陸部の標高7~800mの高原にあるが、今回購入したの農場は隣のアリカンテ県の海岸からほど近いテュラーダにあり、標高は200mほど。
旅行記

久々のヨーロッパ(1)|マスクを外して生活を楽しむ

100%近い人がすでに感染して免疫を付けたのだろう。マスクをしている人はごく少数だ。ほぼ街中マスクを着けていない中で、高齢者や気を付けている人はKN95を着用して「しっかりと感染対策をしている」ということのようだが理に適っている。
ワインと料理のマリアージュ

65歳の誕生日はフレンチで愉しむ

持ち込ませてもらうワインはブリアールさんのシャンパン3年熟成と、シャペルさんのシャサーニュ・モンラッシュ白2020年と決めた。いずれもプルミエクリュ。大事なのは持ち込むワインを事前に伝えることだ。シェフは味のベクトルをしっかりと合わせてくれる。
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MON テンプラニーリョ|新着のスペイン 赤ワインを試す

樹齢60年を超え、収穫量は極めて少ない。糖、果実味、酸味、タンニン、香りはぎっしりと詰まっているが、バランスが秀逸で一切の突出を許していない。真のVIP向けワイン。一般的なリオハのテンプラニーリョのようなアタックが前面に出ず、上品な深みに感服する。
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MON カヴァ|新着のスペイン スパークリングワインを試す

色は美しい泡目の黄金色、本当に細かい泡は切れることなく、香りは立つ。Brut Natureらしくキレのいい辛口だが、芳醇なコクがある。僕の経験したことのないカヴァというか、カヴァの範疇を超えて、極めて上質なシャンパンのようだ。
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Slow MON(スロー モン)|新着のスペイン 赤ワインを試す

スローモンはMONシリーズで最もお手頃なワインだ。しかし【MON】を名乗るだけあってクラスは同じ、VIPの舌を唸らせるためのワインに違いはない。丁寧に手間暇かけた贅沢な作品である。ただ重い料理ではなく、気軽な料理用に造られている。
コラム

マヴィ創立25周年に思う

ヨーロッパの状況は想像を絶する。ぶどうを収穫してワインはできても資材が足りないので、注文したワインの生産スケジュールはどんどん遅れる。世界経済の乱調で船のスケジュールは全く定まらず、ヨーロッパの港を出てもいつ神戸港に着くのか予測できない。
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マヴィ創立25周年記念ワインの白|常識破りの凄い辛口ミュスカ

これまで記念の白ワイン巧い!を造ってくれたタリさんの引退で、昨年は白がなかったが、今年はセブリーヌ ブーリエさんが造ってくれた。品種はミュスカ、若干の甘みの残滓は感じるものの、すっぱりと切り捨てた辛口。そしてミネラル感が半端ない。巧い!
コラム

2023年新年に思う|創業25周年の節目、マヴィはサスティナブルな企業を目指して変わる

2022年はマヴィにとってリフォームの年だった。2023年、創業25年のマヴィは新たなスタートの年。ベンチャーの「がむしゃら」ではなく、サスティナブルな素晴らしい生産者のオーガニックワインを紹介し続けられる、「持続可能な」企業を目指したい。