マヴィ代表・田村安オフィシャルブログ

Organic Wine Specialist

ワインに合う料理

ワインに合う料理 ワインと料理のマリアージュ

ワインは食中酒だ。美味しく楽しむにはワインと料理の組み合わせを理解してほしい。
半世紀以上ワインを飲み続け、いろいろな料理を食べてきた経験から、ワインに合わせる料理を紹介する。
僕の独断だが、参考にしていただければ嬉しい。

ワインと料理のマリアージュ

キャンティとキャンティ スペリオーレ|宮廷貴族のハウスワイン

舌の肥えた大貴族の日常の食卓に上るのはやはりキャンティ。本当に上質なベーシックが一番の贅沢。キャンティとキャンティ スペリオーレはどちらもいろいろな料理に合わせやすく、素晴らしいワイン。重めの料理か、軽やかな料理かで使い分けることをおすすめする。
ワインと料理のマリアージュ

コッレマーレ プロセッコ|新着のイタリア スパークリングワインを試す

色合いは金色がかり、クリアで透き通った輝き。甘さはあるがキリッとドライで繊細。細かい泡がいつまでも続く。小エビのリングイーネを試す。軽やかなプロセッコはエビの香ばしさを削ぐことなく、エクストラバージンオリーブオイルの味わいと調和して美味しい。
オーガニックワイン

コッレマーレ ピノグリージョ|新着のイタリア スパークリングワインを試す

ロゼではないが色合いは濃く美しい。ボトリングしたての4月には強い果実味で甘さも感じたのだが、これが落ち着いて深いまろやかさに変化して来ている。シャンパンのような重さがないから気楽に楽しめ、しかも同じメソッドが通用する力強さを持つ。
ワインと料理のマリアージュ

ナチュール シラー|新着ラングドック SO2無添加ワインを試す

ソースが作り込まれた牛肉料理には樽の効いたシラー。健康志向の白い豚肉や鶏肉ではなかなかシラーには届かない。しかし樽を避けて軽やかに仕立てることを是とするレヴォルさんのシラーなら、あっさりとした豚肉や鶏肉でもいけるのではと実験してみることにした。
ワインと料理のマリアージュ

ナチュール ピノノワール|新着のラングドックSO2無添加 赤ワインを試す

今回入って来たのは2021年のピノノワール。レヴォルさん最初の二酸化硫黄、酵母無添加の実験ワインだ。ドライフルーツミックスというか、プルーンの甘い香りとやさしい味わい。うーん美味しい。アニマルや雑味もいない。澄み切った香りでとてもきれいだ。
ワインと料理のマリアージュ

ボジョレーヌーヴォー2023を和のビストロ料理で

シュブランさんのボジョレーヌーヴォー2023年を抜栓、グラスに注ぐ。色は淡く、これぞボジョレー色。口に含むと穏やかな果実味、チェリーだ、酸の存在がハッキリわかる。香りはブラックチェリーとカシスを感じる。まさに王道のボジョレー、これは和食だ!
ワインと料理のマリアージュ

ナチュール シャルドネ|新着のラングドック白ワインを試す

今回入って来たのはは2022年のシャルドネ。レヴォルさんには2年目の実験作だ。彼には自然派ワイン(ヴァン・ナチュール)にありがちなダレた味わいや雑菌増殖の悪臭が許せない。美味しい。邪魔なものを一切感じない。さわやか、このままいくらでも飲める。
ワインと料理のマリアージュ

TBヴィオニエ|新着のラングドックワインを試す

TBヴィオニエの畑は岩盤層の上にあり、北ローヌに似た重さをワインにもたらしてくれる。コンドリューのようにも仕立てられそうだが、ファビアン レヴォルは樽を使わないので、桃や杏の果実のかわいらしい感覚を持ちながら力のあるワインに仕上げている。
ワインと料理のマリアージュ

TBピノノワール|新着のラングドック赤ワインを試す

TBピノノワールは常識を超えた赤ワインだ。ブルゴーニュとはまるで違うし、アルザスとも一味違う。近未来指向で醸したピノノワール。東アジア人の食卓には最適な赤ワインであり、これからのフランス料理のマリアージュにも力を発揮する赤ワインとなろう。
ワインと料理のマリアージュ

TBシャルドネ|新着のラングドック白ワインを試す

「テロワールと文化、造り手の思考を正直に反映して奥深さが生まれる」シャルドネ。ブローの畑は、岩盤の上に薄く土壌が載っているだけで、ぶどうの根は岩盤の裂け目に潜り込み、多様なミネラル水を吸い上げる。ブルゴーニュのコートドールの丘の斜面畑のように。
ワインと料理のマリアージュ

アル添しない新着シェリー タイプ|食前酒だけでなく和食にもおすすめのフィノ と 甘露な極上甘口

端麗辛口フィノ シェリータイプの「パリド」と芳醇甘口シェリータイプの「アボカド」の2種。実はどちらもアル添しないことで、市販のシェリーとはかなり異なる飲み口になる。フィノは食前酒だが、ただワインだけを飲むわけではなくタパスに合わせる食中酒でもある。
ワインと料理のマリアージュ

久々のヨーロッパ(4)プロヴァンスのドメーヌ パンシナ訪問

ドメーヌ ド パンシナの辺りにはローマ時代以前のギリシア時代にぶどう栽培が持ち込まれ、ワイン醸造が行われていた。フランスでも最も古いワイン産地だ。醸造に使われた土器のアンフォラはそこら中から見つかり、畑からはビーナス像も発掘されている。
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65歳の誕生日はフレンチで愉しむ

持ち込ませてもらうワインはブリアールさんのシャンパン3年熟成と、シャペルさんのシャサーニュ・モンラッシュ白2020年と決めた。いずれもプルミエクリュ。大事なのは持ち込むワインを事前に伝えることだ。シェフは味のベクトルをしっかりと合わせてくれる。
ワインと料理のマリアージュ

MON テンプラニーリョ|新着のスペイン 赤ワインを試す

樹齢60年を超え、収穫量は極めて少ない。糖、果実味、酸味、タンニン、香りはぎっしりと詰まっているが、バランスが秀逸で一切の突出を許していない。真のVIP向けワイン。一般的なリオハのテンプラニーリョのようなアタックが前面に出ず、上品な深みに感服する。
ワインと料理のマリアージュ

MON カヴァ|新着のスペイン スパークリングワインを試す

色は美しい泡目の黄金色、本当に細かい泡は切れることなく、香りは立つ。Brut Natureらしくキレのいい辛口だが、芳醇なコクがある。僕の経験したことのないカヴァというか、カヴァの範疇を超えて、極めて上質なシャンパンのようだ。
ワインと料理のマリアージュ

Slow MON(スロー モン)|新着のスペイン 赤ワインを試す

スローモンはMONシリーズで最もお手頃なワインだ。しかし【MON】を名乗るだけあってクラスは同じ、VIPの舌を唸らせるためのワインに違いはない。丁寧に手間暇かけた贅沢な作品である。ただ重い料理ではなく、気軽な料理用に造られている。
ワインと料理のマリアージュ

ボジョレーヌーヴォー2022をビストロ料理で

口に含むと強い果実味がしっかりとあり、とにかく濃い。酸味はあるのに、糖をまとっていて柔らかく、口の中には美味さが広がる。香りは新酒らしくタンクから直接試飲する時のよう。このまま飲み続けていたい。こんな凄いボジョレーヌヴォーは飲んだことがない!
ワインと料理のマリアージュ

新着のガスコーニュ ピノノワールを試す

アルマニャックという、コニャック同様にワインのAOCから外れる土地柄で、ピノノワールはブルゴーニュのように育つはずもなく、またアルザスのようでもなく、ドイツのピノノワール(シュペートブルグンダー)に近いだろうと予想してのマリアージュが的中した。
ワインと料理のマリアージュ

コロナ禍だけどフランス料理を食べたい|ハムとキャロットラペ、簡単おうちごはんでビストロの味

ブルゴーニュのサントネー村の生産者シャペルさんからメールが届いた。「1月初に家族全員がCOVID(コロナ)に罹ったが、今はもうよくなった。」まさか三密のない過疎の村に住むワイン生産者が罹患するようなことにはならないと思っていたので驚いた。
ワインと料理のマリアージュ

ビーフステーキに「食材に魔法をかけるマスタード」|塩コショウもソースもなしでも美味しい

プチプチした食感のミックスマスタードをテンダーロインステーキ(フィレ肉)に合わせた。肉に塩コショウをしないで焼くフレンチスタイルで、【食材に魔法をかけるマスタード】を添えるだけにしてみた。十分美味しい。テレワーク後の夕食ならこれでいける。