黒毛和牛焼き肉にシチリア白ワイン

家の近所に黒毛和牛を1頭買いして提供する焼き肉店があり、料理をする気がない日などに度々出掛けている。店長さんと顔馴染みとなったので、「次回オーガニックワインを持ち込めないか?」と尋ねてみたところ、「いいですよ!」と快諾してくれたので、丁度冷蔵庫に冷えていたシチリアの白をBYOしてみた。

焼き肉と言っても、一口サイズほどの肉片を焼いて、ニンニクの入っていない辛くない醤油だれを付けて食べる上品な焼き肉。普段は「大山」純米吟醸や「楯野川」純米大吟醸等のキレのいい山形県の日本酒を合わせている。

それならキレのいいシチリアの白「グリッロ」で試そうということになった次第。

シチリア島のど真ん中、標高450mの高原のぶどう畑で灼熱の陽光を浴びて育った糖度の高いぶどうが、なぜこんなに繊細でキレの良い白ワインに化けるのか不思議なのだが、ククルーロさんの白は、「インツォリア」も「グリッロ」も本当に綺麗な酒質だ。

いつもの食卓だと牛肉が出ることが少ないので、魚や豚に「インツォリア」の出番が多いのだが、より華やかでミネラルが強くボリューム感のある「グリッロ」ならきっと黒毛和牛ともうまくやっていけるのではないかと考えた。

よく魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワインと云うが、実際はそうでもない。豚肉や鶏肉に合わせるなら白ワインの方が楽だし、マグロやカツオなら軽い赤ワインも合う。しかし肉の中でも牛肉は赤ワインの独壇場のように思われているのだが、和牛は違う。料理のやり方、肉の脂質次第ではキレのいい白ワインの方がしっくりくる。

果たして「グリッロ」は、トウガラシ、トモバラ、ザブトン、三角バラ、チモモなどの強敵をすっかりと御して、僕の期待に完璧に応えてくれた。

ワインワインと料理のマリアージュ

2009年にスタートした「オーガニックワイン連続講座」
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