カバニス家（フランス）
Domaine CABANIS
生産農家：カバニス家
フランス：ヴァレ ドゥ ローヌ地方
生産ぶどう品種：グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー、テンプラニーリョ、ヴィオニエ、ダリエッテ
オーガニック認証：エコサート
ドメーヌ カバニスはヴァレ ドゥ ローヌ地方の南のコスティエール ド ニームという場所にあります。
ここは、ギリシャローマ時代からぶどう畑があった場所で、周囲を歴史的な遺跡に囲まれた、ローヌ川の支流とガール川の間に位置しています。1986年にAOCとなりました。
ドメーヌは丘陵地に位置し、ちいさな谷と松林があります。気候は地中海性気候ですが、地形による若干の特徴があります。畑の土壌は、粘土珪土質に大小の小石がたくさん混じっています。
畑は境界に植えられたたくさんのもみの木によって守られています。ぶどう畑にはオーガニックの畑らしく、小さな花やチコリ、様々な種類の草が生えています。
ドメーヌ自体は何世代にも渡って続いていますが、今のカバニス家が取り組み始めたのは1982年です。そしてその翌々年の1984年にオーガニックに転換しました。
カバニス家はオーガニックに転換した理由について、「生き方の選択であり、それは環境を守り、その中で生きていくための最低条件」と言っています。
これからのオーガニックに対しては、生活様式や環境に良いだけでなく、より高い品質が求められており、そのためには配送システムの発達が不可欠であるという現実的な考えも持っています。
頑固で実直な主人のジャンポール。不作年の不本意な出来のワインは等級を落としてしか出荷しないというこだわりの人です。最近この地方で主流となっている強い味のシラーを好まず、グルナッシュを主体とした昔日の面影を持つワイン造りをしています。
