カスレとワインのマリアージュ

カスレとは、白インゲン豆を鴨や羊、ソーセージ等のお肉と煮込んだフランス南部の郷土料理。濃厚でボリュームのある一品ですが、旨味をたっぷり吸ってとろけたインゲン豆は優しく滋味深い、何度でも食べたくなる美味しさです。

南西地方のトゥールーズ、ラングドッグ ルーション地方のカルカッソンヌとカステルノダリーがカスレの三大産地と言われていますが、いづれもワインの名産地! フランス南部らしい、太陽の光をいっぱい浴びた果実味たっぷりの赤ワインがカスレにぴったりです。

<南西地方のワイン>

南西地方のワインは、マルベックやタナ等の地元品種が多く、黒ワインとも呼ばれています。凝縮感のある力強い味わいですが、酸やミネラルもあって親しみやすいので、カスレのような家庭料理とぴったり。トゥールーズのカスレに必ず使われる鴨とも、地元では人気の組合せです。

<ラングドック ルーション地方のワイン>

ぶどう栽培に理想的な気候のこの地方は、美味しいワインの宝庫。シラーやカベルネソーヴィニヨン、カリニャン等のブレンドで造られることの多い赤ワインは、どれも果実味やタンニンのしっかりした中程度~フルボディなので、カスレとの相性は抜群。

ホクホクとしたお豆の優しい甘味やトマト味を楽しめるカスレには、酸も感じる中程度のもの、あるいは、数種のお肉を使った複雑な旨味のカスレには、フルボディが合うでしょう。スパイスが効いてる場合はシラー主体がおすすめです。

いかがでしたか。時間をかければご家庭でも美味しく作れるカスレ。カスレの起源は、なんとフランスの百年戦争だそう! 古くから食べられているお料理だからこそ、同郷のマリアージュが間違いありません。ぜひお試しください。

カスレに合うワイン

赤ワイン