
フランス家庭料理の定番、チキンフリカッセ。いわゆる鶏肉のクリーム煮で、ワインとの相性のいい料理です。
フリカッセとは
フリカッセとは「炒め煮込み」のことで、クリームシチューと似ていますが、フリカッセは煮込む前にお肉に小麦粉をまぶしてしっかり焼くのが特徴。そうすることで旨味が閉じ込められ、よりお肉自体の美味しさが味わえる一品になります。キノコやマッシュルーム等を一緒に煮込んだり、パンやパスタ、バターライスを添えるのもおすすめです。
チキンフリカッセとワインの基本ペアリング
比較的淡泊な鶏肉やまろやかなクリームソースには白ワインがよく合います。ワインと料理の色を合わせるというマリアージュの法則にも沿っています。軽やかなタイプよりも、少し厚みのある白ワインがいいでしょう。また、調理に白ワインをたっぷり使えば、コクと香りが高まり、酸味も加わって、ワインとの相性がさらにアップします。
樽熟成した白ワインとチキンフリカッセのマリアージュ
クリームソースのお料理には樽熟成した白ワインが最もおすすめ。ワインから感じる乳製品の香りや樽熟成からくる上品なトースト香がお料理のクリーミーさや鶏肉の香ばしさにぴったり合います。上質な樽熟成ワインを合わせれば、お料理もワンランクアップしてくれます。
果実味豊かな白ワインとチキンフリカッセのマリアージュ
果実味豊かで程よい酸味がある白ワインも、クリームソースによく合います。生クリームを使ったり、煮詰めることで、より濃厚に仕上げたクリームソースにそういうワインを合わせれば、お料理を爽やかにバランスよくいただけるでしょう。
スパークリングワインとチキンフリカッセのマリアージュ
上記と同じ理由で、果実味豊かなスパークリングワインもよく合います。泡があることで飽きずに食べられて、リッチな果実味がお料理のコクを損なうことなく、寄り添ってくれるでしょう。
いかがでしたか。モモの骨付き肉を使えば、さらに豪華な一品に。フリカッセはチキン以外にもサーモンやキノコなどいろいろな材料で作れます。フランス料理ですが、手軽な家庭料理で失敗もしにくいので、ぜひいろいろな具材でお試しください。
