薄く切ったお肉を熱い出汁にさっとくぐらせて、ポン酢醤油や胡麻ダレでいただくお鍋料理、しゃぶしゃぶ。日本のしゃぶしゃぶは、元帝国時代からの北京の名物料理「涮羊肉」（シュワンヤンロウ）が元となっており、戦後日本に伝わった際に本家の羊肉から牛肉に変えたのが始まりです。今では牛肉の他、豚肉や鯛等、色々なしゃぶしゃぶがあり、外食でもご家庭でも大人気のメニューです。
牛しゃぶの基本的ワインペアリング
肉料理の中でも、比較的さっぱりといただける牛しゃぶは、柔らかい口当たりの赤ワインか、ロゼワインとマリアージュさせるのが基本です。またあっさりとしたポン酢しょうゆならば重めの白ワインともマリアージュできますので、ワインペアリングの際はゴマダレか、ポン酢しょうゆタレかも考慮しましょう。
ポン酢しょうゆタレとスパークリングのマリアージュ
熱々のお鍋料理と冷えたスパークリングの組合せは鉄板ですが、牛しゃぶにはロゼスパークリングがおすすめ。ポン酢醤油とスパークリングの爽やかさがマッチするだけでなく、少しコクのあるロゼスパークリングなら牛肉の旨味とぴったりですし、ゴマダレの強さにも負けません。
ポン酢しょうゆタレとピノノワールのマリアージュ
牛しゃぶとピノノワールは完璧なペアリング。優しくて上品なタンニンが、さっぱりした味わいの牛肉とよく合い、ベストマリアージュです！ポン酢しょうゆタレだけでなくゴマタレとの相性も楽しめます。
ポン酢しょうゆタレと重めの白ワインのマリアージュ
ポン酢しょうゆタレの牛しゃぶには、ピノノワールも合いますが、樽を使った重めの白ワインもおすすめです。
胡麻ダレとロゼワインのマリアージュ
胡麻の風味とロゼワインは好相性です。ロゼワインには淡い色のものと濃い色の物がありますが、少し色の濃いロゼワインのほうが、胡麻ダレのふくよかさと牛肉の旨味をしっかり受け止めてくれます。熱々のお鍋にも合いますが、冷しゃぶとの相性も抜群です。
幅広くマリアージュが楽しめる牛しゃぶ。人数が多い時はポン酢、ゴマダレの両方を用意してワインも2本開けて使い分けると、マリアージュの楽しみも倍増します。
