オーガニック世界会議「未来を耕す」

第16回となるIFOAM のオーガニック世界会議「未来を耕す」が6月18日から20日にわたって開催される。テーマはオーガニック農業の原則、すなわち、健康、環境、公正な取引、愛護だ。

初日である6月18日の本会議では、環境変化に対する農業の適応と危機回避の専門家であるユルゲンE.オルセン教授と、生物多様性喪失の影響の研究をおこなっているインドの科学者兼活動家のヴァンダナ・シヴァ氏がエコロジーの原則について発表をおこなう。
いくつかのIPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告書の筆者でもあるオルセン教授は、昨今、世間で最も注目を集めている、人間の活動が原因となっている環境変化とエコロジーに関するスピーチを行う。「農業は環境を変え、また環境の影響を受ける。人類は、農業生産に関して、環境を破壊しないような別の方法に移行する必要がある。」
「The violence of Green Revolution(緑の革命の暴力)」や「Monocultures of the Mind(生物多様性の危機-精神のモノカルチャー)」など多くの書籍の作者であるシヴァ氏は人間と自然のアンバランスな関係がどのようにして現在のグローバルな環境危機を引き起こしたかについての見解を述べる。その後、オーガニック農業と気候変動についてより深く掘り下げたワークショップが行われる。このセッションは国際連合食糧農業機関(FAO)の協力で行われる。
国連環境会議事務局長であるアーヒム・スタイナー氏とエチオピアの環境保護機関の総責任者であるテウォルデ・ベルハンド・ゲブレ・エグジアバー氏は愛護の原則について話す。一例としてはティグレー地域の共同体が自然を尊重し、与えられた自然の産物である‘黒い金’すなわち堆肥を活用したことによって、いかにして自給自足を実現できたかという話である。
アーヒム・スタイナー氏は発展のための農業知識、科学と技術の国際評価(International Assessment of Agricultural Knowledge, Science and Technology for Development, IAASTD)の最後のセッションを次の言葉で始めた:
「農業とはただ単に地面に何かを植えて、後にそれらを収穫するというだけではない・・・農業はますます、将来持続可能な方法で80〜90億の人に食料を供給することができるかどうかを決定する社会的・環境的な鍵をにぎっている。」まさに(現在の)社会的・環境的側面は、オーガニック農業にとって非常に重要な意味を持っているのだ。
第16回IFOAMオーガニック世界会議の初日、参加者たちは「女性とオーガニック農業」、「オーガニック土壌管理」、「オーガニック実践」、「生物多様性のための開発とグループ認証の国際協力」、「動物愛護」、「消費者視点からのオーガニック」など10以上の同時セッションの中から参加セッションを選ぶことができる。
会議の開催者はこれらの科学的で実用的な経験を、参加者達が共有して、お互いに交換することが、良い未来を築くことになると確信している。このため、夕方の空時間を自主的なミーティングのために確保している。
夜の文化的なイベントは参加者達の楽しみとなる。1,500人以上の参加者が歴史的な美しいモデナの街を堪能する。
参加登録はこちらから:

Organic-Market.infoより

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