6月20日にEUの地方発展計画委員会にて可決された国々の中から、先週のイタリアに続き、フランスについて報告します。
フランスでは、農場への投資、森林政策、農業食料産業、知識移転、生物多様性、水質、雇用の創出、マイクロ企業、多様化、文化遺産、グリーンツーリズムに焦点をあてる。計画は、前期のものを受け継ぐ形となっている。すなわち、地方分権化、簡素化、連携が最重要事項だ。

財政補助金108億ユーロ(約1兆7982億円)のうち、57億ユーロ(52.82%)がEUからの拠出である。
2007〜2013年の計画は、フランスの多様性を上手に活用し、持続可能な発展を支持することによって、適切に地方の経済力、社会力、環境力を拡大することを目標としている。
39億ユーロ(約6,493億5千万円)が充てられた第1軸では、農業と林業部門での競争力強化のための4つの戦略目標が定められている。
・農産物生産網の改良と適応能力の開発
・進化する需要に見合った農業と農産物
・現代的な農業生産の促進
・林業部門での競争力アップ
56億ユーロ(約9,324億円)が充てられた第2軸の目標は以下の通り
・バランスのとれた土地運営(条件不利地域、またその中でも特に条件が悪い農
地の支援)
・持続可能な農業による天然資源の保護(Natura 2000ネットワーク[EUの自然
保護政策]とEUの水枠組み指令の目標達成)
・持続可能な土地管理手段の一環として、林業政策の促進
・持続可能な森林管理と開発(森林資源の価値を高めるのに最善な行動をとる)
7億ユーロ(約1,089億2千万円)が充てられた第3軸は、以下の通り
EAFRD(EU農業支援金による地方発展支援)については、地方の雇用と活力を保持するため、経済活動と住居に関する活動の維持と発展に焦点を合わせる。優先順位が高いのは経済発展と、サービスの供給力アップだ。現役の労働者に向けた職業訓練は、競争力を強化し、新しい雇用活動を創造していく基幹となる要素として、重要な役割を担うだろう。自然と文化遺産の保護もこの軸の中で大きな割合を占めている。
LEADER軸の予算配分は5億2千万ユーロ(約865億8千万円)で、前述の3つの軸すべてにおいて実行される。

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