地方発展に向けたEUの政策、Leader+(リーダー・プラス)

Leader+はEUの構造財源によって資金拠出されている4つの施策の1つであり、長期的に地元の将来性を考える地方発展の担い手たちを支援するよう計画されたものである。持続可能な農業の実現に向けた、おのおのその地域にふさわしい、高品質で独創的な農地戦略の実施を奨励しつつ、この施策はパートナーシップとネットワークによる経験のやりとりに焦点を絞っている。2000年〜2006年にかけて、50億4650万ユーロの使用が決まっており、うち21億5100万ユーロはEAGGF(European Agricultural Guidance and Guarantee Fund )からの拠出であり、残りは公、民間それぞれからの寄付である。


Leader1が、地域に基づきそこに参入・参画する形での地方発展政策という新しいアプローチを始めた重要な施策である一方で、Leader2はLeader1を踏まえて、特に申請された計画の革新的な点を重視して、さらに広域な使用へと広げたものである。Leader+はより統合的で持続可能な発展に向けたアプローチを新しく生み出し、試みるのを奨励するという目的を追求する研究機関としての役割を今後も続行する。こうした発展の影響を受けて、EU域内における地方発展政策は遂行され、強化されていく。
Leader+は、大きく分けて3つのアクションと技術的補助の4つからなる。
アクション1:ボトムアップ形式に基づく、試験的性質をもつ地域発展戦略への支援
(43億7760万ユーロ/86.75%)
アクション2:田園地域間の協同に対する支援(5億480万ユーロ/10%)
アクション3:ネットワーキング(6870万ユーロ/1.36%)
技術的補助 :(9540万ユーロ/1.89%)
アクション1の実行は、計画に規定された基準に基づき、公開審査を経て選ばれた地方行動団体(Local Action Groups=LAGs)を通じて行われる。その地域の自然、物理的・経済的・社会的な意味における地方の均質化、そしてより地域に浸透する革新的な発展計画などが対象として含まれる。経済的・社会的な面で提携する企業や団体は、少なくとも50%を地元のものとせねばならず、もちろんこの提携の関連や効果も考慮される。
欧州委員会によって規定される優先事項は次のとおりである。
・その土地の価値をさらに高めることを含め、自然・文化的資産を最大限に利用する
・地方における生活の質の向上
・地方の産品に付加価値をつける。特に集団形式を採用することにより少量生産の生産物も市場へのアクセスをより容易にしていく
・生産やサービスに関する新しいノウハウや技術の使用により地方の競争力を高めていく
アクション3の国レベルのネットワークは、国レベルからLAGsへと情報を広め、経験やノウハウの情報交換を行うフォーラムとして機能する。またこのネットワークは、地元や国を超えた協力のため支援するものを派遣する。
加盟各国は、2003年末までにLeader+プログラムの中間評価を提出することになっている。

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