米国:オーガニック種子の状況(レポート)

オーガニック種子連合(OSA: the Organic Seed Alliance)は、オーガニック種子部門の確立における課題や成功条件を初めて包括的に分析した、詳細に渡るレポートを発表した。「オーガニック種子の状況:オーガニック種子体系の実現性と完全性の向上」と題された当レポートは、米国のオーガニック種子体系の状況監視を目的とした、現在進行中のプロジェクトである。完全版レポートはオーガニック種子連合より入手可能。


米国農務省によるナショナルオーガニックプログラム(NOP)では、購入可能であればオーガニック栽培により生産された種子を使用するよう要求している。しかし、オーガニック種子部門はNOP開始時点ではほとんど存在しておらず、以来オーガニック種子の需要を満たすまでに至っていない。オーガニック産業の継続した成長を考えると、このギャップは広がる可能性がある。
またレポートには、連邦政府による遺伝子組み換え汚染からのオーガニック市場に対する保護が不十分であったり、種苗産業の結合などによって、オーガニック種子部門は困難な局面を迎えていると述べられている。しかし、オーガニック種子体系が発展している証拠も同時に示されている。農家からは、オーガニック種子を調達しようとより一層の努力を行っていたり、オーガニック認定団体からも同様の圧力を受けているとの報告がある。オーガニック植物生育における公的研究は、官民両部門からの投資とともにわずかに増加してきている。
出典:Organic-Market.Info
Organic Seed Alliance (OSA)
(翻訳:ボランティア 西野 実加さん)

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