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夏はスイカ
夏の果物といえばスイカ。灼熱の太陽の下、むしゃぶりついて渇きを癒すとか、スイカのジュースをマラソンランナーの水分補給にするとか、とにかく水分が多くて、もうそれだけで十分、ワインを合わせるイメージはないかもしれません。
でも待ってください。海外の高級ホテルで朝食バイキングをとる際、夏場にはカットしたスイカがよく並んでいます。そして飲み物コーナーにはスパークリングワインが装飾のように置いてあります。せわしなく動きたい日本人には朝からそんなものを飲んでゆっくりするなんて、とても想像できかねるのですが、ゆっくりとバカンスを過ごすヨーロッパ人達は、ゆったりとフルートグラスの泡を楽しんでいます。
アルコールの分解には大量の水が必要です。朝食でスパークリングワインを楽しみたいなら、ぜひスイカで水分をたっぷりと摂りましょう。
スイカとスパークリングワインの基本的なマリアージュ
スイカの甘みに濁りはありませんから、合わせるワインは、シャンパンのようにコクの強い物よりも、スッキリとした飲み口のカヴァやスプマンテがおすすめです。
バレンシアのオーガニックワイン
ソロ カヴァ ブリュット 発泡
シチュエーションやお料理を問わずにどんな場面でも楽しめる優等生なカヴァ。爽やかな味わいで体にすっと馴染むようなオーガニックスパークリングワインです。
スイカベースのマチェドニアとスパークリングワインのマリアージュ
スイカだけでなくメロン、桃、サクランボ、パイナップル、リンゴ、ナシなどを一緒に盛り込んだフルーツカクテルサラダ「マチェドニア」の場合、いろいろな果汁の味が加わり、糖分も増すので、カヴァやスプマンテだけでなく、もっとコクのあるシャンパンや甘口スパークリングワインとのペアリングも楽しめます。
シャンパーニュのオーガニックワイン
シャンパーニュ ブラン ド ブラン 発泡
オヴィレ村・ドンペリニヨンの修道院南斜面の一等地畑のぶどうを使用。特に良い年だけのシャルドネ100%でエレガントに仕上げた極上シャンパーニュ。
ローヌのオーガニックワイン
クレレット ド ディ ビオ シュール(古代製法) 発泡
糖分を添加しない古代製法で仕上げたやや甘口のスパークリングワイン。マスカットの芳香と優しい甘さが体に染み込むようなオーガニックワインです。
地球温暖化で猛暑日と熱帯夜が増えてきました。熱中症にはくれぐれも気を付けて、スイカとスパークリングワインのペアリングを楽しんでください。
シャンパンストッパー
スパークリングワインは泡が命。栓を開けておくと炭酸ガスが抜けて泡が消えてしまいます。シャンパンストッパーを使えば、翌日も美味しく泡を保てます。