家庭でも居酒屋のちょっとしたおつまみでも、スーパーやコンビニ、デパ地下でも。どこでも手に入って根強い人気のポテトサラダ。もちろんフランスでも定番の料理の1つでワインとも良い相性です。
ポテトサラダのちょっとしたお話
茹でたジャガイモとマヨネーズをベースに、その土地土地の具材を混ぜ合わせるだけのシンプルなレシピで、世界中で食べられているポテトサラダ。
スペイン語では”Ensalada Rusa”で「ロシアのサラダ」と呼び、ワインによく合うおつまみ(ピンチョス)の定番アイテムです。和食でも洋食でも違和感なく食べられるので、とても身近で馴染み深いお料理の1つです。
帝政ロシア時代の1960年、モスクワの高級フレンチレストラン「エルミタージュ」がジャガイモとマヨネーズをベースにしたサラダをメニューに入れたところ大好評、高級フレンチの世界に広がったので「ロシアのサラダ」なのだそうです。とにかくコンセプトが単純で誰でも作れるので、「失敗のない」定番料理として世界中で親しまれるようになりました。
簡単で手軽なポテトサラダ、混ぜ込む野菜や肉、魚介でバリエーションが広がるので、いろいろなワインとのマリアージュを楽しめます。アクセントのある食材を足すと、より相性がアップします! レシピ別におすすめワインをご紹介します。
王道のポテトサラダのマリアージュ
玉ねぎ、人参、ハム等が入った王道のポテトサラダには、白ワインがぴったり。どんなタイプの白も合いますが、マヨネーズの味が染み込んで、ジャガイモのホクホク感もあるので、少しコクのある白ワインのほうが美味しいマリアージュになるでしょう。
チーズ入りポテトサラダのマリアージュ
王道のポテトサラダに、クリームチーズやおろしたハードチーズ等を加えると、よりコクが増したポテトサラダのできあがり。ワインも、よりコクのある樽風味のものがぴったりです。
ブルーチーズを使った場合は、軽めの赤ワインとの相性も抜群。ブルーチーズのクセを、まろやかなタンニンが包みこみ、心地よい後味です。
魚介とハーブのポテトサラダのマリアージュ
ワインのおつまみには、海老やタコ等の魚介に、ディルやフェンネル等のハーブを加えた華やかなポテトサラダはいかがでしょう。合わせるワインは、魚介のミネラルとハーブに合わせて、ソーヴィニヨンブランがおすすめ。他にセロリやアボカドもソーヴィニオンブランと好相性です。
ベーコンやアンチョビのポテトサラダのマリアージュ
ハムをベーコンやアンチョビ等の少しパンチがあるものに変えると、よりワインとの相性がアップします。他にコンビーフもおすすめです。白ワインも合いますが、このような少しアクセントのあるポテトサラダなら、ぜひ軽めの赤ワインもどうぞ。たっぷりの黒コショウも忘れずに。
いかがでしたか。ワインのおつまみとしても最適なポテトサラダ。ワインをサラダと楽しみたいときは、グリーンサラダよりも、ポテトサラダを用意するとより満足感も出て、マリアージュも楽しめますね!