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ディヴァルト家(オーストリア)

Weingut Diwald
生産農家:ディヴァルト家
生産ぶどう品種:グリューナーフェルトリーナー、シャルドネ、ツヴァイゲルト、ポルトゥギーザ、フリュローターフェルトリーナー
オーガニック認証:SGS

ヴァイングート ディヴァルトは首都ウィーンからさほど遠くない静かで美しい自然が広がる場所にあります。気候は温暖な大陸性気候で、ワインの大きな特徴となる土壌はレス(黄土)です。30歳のマーチンを中心にぶどう栽培から醸造までを行っています。彼の父方の祖父も、母方の祖父も、また彼の両親も農業を生業としてきた筋金入りの農業一家です。昔は家畜飼育、野菜や穀物の栽培が主でした。

ディヴァルト家が他の農家と違うのは、彼の父ハンスが1980年からオーガニック農業を実践していることです。当時はオーガニックに対する理解などほとんどない時代でした。ある日、彼の姉が畑のとうもろこしを食べようとしたとき、父は慌てて止めました。「自分が作っている野菜を、自分の子どもに食べさせたくない。」この小さいようで大きな出来事をきっかけに、父ハンスは化学肥料と農薬を使う慣行農業から、オーガニックへの転換を決意したのです。

父が始めたオーガニックワイン造りを引き継いでいるマーチンは、それをとても
誇りに思っています。「もしオーガニック栽培ができないという人がいるなら、たとえ一部でもチャレンジしてみるべきです。誰でも除草剤は必要ないと知っています。ただそれが便利だからというだけなら私には必要はありません。」

彼が心がけているのは、酵母、酵素、栄養分といったものは一切加えず、可能な限りピュアなワインを造ることです。ディヴァルト家では、手を加えることといえば温度調整くらいです。その土地独自の、その土地特有の、地球に根ざしたワイン造りを目指しています。
「私たちのワインは私たちに似ています。大地に根付き、個性的で、まっすぐで、元気です。私たちのワイン造りは、現代的な子どもの育て方と比べることができるかもしれません。ワインそのものの人生に任せ、正しい方向に向かうよう、ほんの少しだけ背中を押すのです。」

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