1. HOME
  2. 代表挨拶

代表挨拶

マヴィ代表取締役 田村安より

1998年3月3日にマヴィを創業して20年経ちました。国税庁の統計によると、開業する法人の90%が5年以内に廃業するとのこと。20周年を迎えられたことの重みを感じます。

創業時に考えたのは「ブームを作らない」「妥協しない」ということです。

ちょうど赤ワインブームが去ったばかりのワイン市場は、過剰在庫の投げ売りで荒涼たる感がありました。ポリフェノールの効用ばかりが説かれ、ワインの味や質ではなく、赤であることが求められたので、合成ワインまで売り切れる始末。どこの商社も赤ワインでありさえすればと、世界中から粗悪品を買い集めたところ、消費者に見放された結末でした。そもそもオーガニックワインは小規模農家が手造りしているものしかなく、ここでオーガニックワインブームを起こしても、すぐに行き詰まり消え去ることになるのは目に見えていました。

当時、オーガニックワイン市場はドイツや北欧、イギリスなどの限られた層で、とても小さな規模でした。生産農家の数もそれに見合って極めて少数。なので質のレベルが高いとはお世辞にも言えない状態でした。私がラッキーだったのは、その状況下でタリさん、ドウェルさん、ラビュザンさん、ピヴァさん、メイエーさんなど、頭抜けた生産者に出会えたこと。そしてボアソー教授の適確なアドバイスのおかげで、妥協することなく質の高いワインを選べたことです。後年、生産者を増やして来た際には、彼らの作品に匹敵するかどうかを選考基準とすることができました。オーガニックではなく減農薬・特別栽培というワインはたくさんありましたが、信念を持った生産者さんたちと付き合う中で、そのような妥協は恥ずべきことだと確信できました。優秀な生産者なら、オーガニックで最高のワインが造れます。それを妥協せずに完全な温度管理で輸送、保管することで、現地で飲むのと変わらない味を実現できました。

「マヴィのワインは美味しいが高い。もっと安いオーガニックワインが欲しい。」という低価格オーガニックワインの市場ニーズは常にあります。2012年4月、EUはオーガニックワイン醸造規定を統一しました。持続可能なオーガニック農業を推進するEU政府は、広いぶどう畑のほんの一部しかオーガニック化されないことを懸念して、工場でオーガニックワインが醸造できるように規定を低く制定したのです。つまり香料添加、保存料添加や高温殺菌などという工程を認めて、輸送管理コストが安く、販売先のスーパーマーケットでも温度管理せずに済み、安価で大量販売という市場ニーズにも合います。オーガニックワイン生産量は数年で数倍に増えました。そして日本の大手ビールメーカーも競って量産オーガニックワインを市場投入し始めています。マスメディアもこの動きを報道するようになり、先日そんなテレビ取材を受けました。

20年の時を経て、ついにオーガニックワインブームがやって来るようです。しかしマヴィ創業時に考えたことは変えずに行きます。「ブームを作らない」「妥協しない」をしっかりと守り、選ばれた生産者たちの珠玉の作品だけを、完全な形でお届けしてまいります。そしてこれからの20年もマヴィはずっと必要とされる会社であり続けたいと願っています。

マヴィ株式会社
代表取締役 田村 安
※ 著書「オーガニック・ワインの本」
※ 監修「知識ゼロからのオーガニックワイン入門」

買える店飲める店

生産者情報

イベント情報

アーカイブ一覧

月を選択

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の方への酒類の販売はいたしておりません。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。