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フランス、オーガニック消費増えるも生産はピンチ

12月2日に発表された、Agence Bio(フランスのオーガニック発展のため活動する公的機関)主導のアンケート結果によれば、2004年は約44%のフランス人がオーガニック食品を定期的に消費していた(2003年度は37%)。しかし、フランス国立オーガニック農業連盟(FNAB)が指摘しているように、フランスのオーガニック生産は停滞しており、2004年の転換者数は極めて少なくなっている。


「オーガニック食品を支持し、購買を増やそうと思っている消費者数は増加しており、オーガニックはフランスの食品部門において成長の見られるごくわずかな分野の1つである。」と強調するのは、今年で二度目になるオーガニックに関する調査結果を歓迎しているFNABである。
主な数字は次のとおり。
・2004年、フランス人の44%(2003年は37%)が少なくとも1回はオーガニック食品を消費した。
・フランス人の42%(2003年は33%、比較した時期は同じ)は、過去4週間のうちにオーガニック食品を購入していた。
・オーガニック食品のスターは、果物・野菜、卵にパン、それに続くのが乳製品と鶏肉である。これらの製品については、およそ4割の消費者が定期的に購入しており、新規購入者は約4分の1である。
・オーガニック食品購入者の3分の1以上は、少なくとも1軒以上のひいきにしているオーガニック生産者(食品店、ワインを除く)がある。(2003年は4分の1であった。)
・そして前回同様、84%の消費者がオーガニック製品に対し良いイメージをもっている。
公表された数字は、オーガニック業界を元気付けるようなものであったとはいえ、FNABが残念に思っているのは、この消費の増加で利益を得ているのは、まずフランス以外のヨーロッパ諸国や世界の国々の製品であるという点だ。
「2003年のほとんどゼロに近い転換農家数、そして2004年もたった700軒という数字を見ると、フランスはまだ、EU諸国に対する遅れを取り戻す準備が整っていないようだ。政治的意思と長期的展望に欠けていること、環境保護のための支援を我々の不利になるように仕向けることに長けているロビー団体とともに、あくまで慣行農業生産の立場に立ち、オーガニックをニッチとは別物であるという見方をしようとしないこと、生産から販売までを組織化したり、一般大衆に供給するうえでの困難、オーガニック食品というのは、多くは富裕な消費者のためのものだというイメージ、オーガニックこそ農業を発展させる手段であるということを認めない姿勢、これら全ての要素が、フランスのこの矛盾した状況を説明していると言えるだろう。」とFNABは話している。FNABは、フランスにおけるオーガニック生産を緊急に発展させ、特別扱いする必要性について、フランス農業食料水産地方大臣のDominique Busereau氏を急いで説得すること、そして国民の大半が望んでいる、良い環境を保護するということに取組んでいる。
*この調査は、フランスの調査機関CSAが、2004年10月15〜21日に実施した。対象はラフランス人を代表する人々(性別、15歳以上、社会的職業的カテゴリー、地域、都市の大きさについて)1000人で、一人ずつ、自宅を訪問して行われた。




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