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オーガニック情報アーカイブ

vol.08 スローフードの魅力

日本でもすっかり言葉は定着したスローフードですが、その運動の発祥地イタリアの本当の目的と活動は、まさにオーガニックそのものです。


EUOFAでの講演会などで、フランス大使館の農務官もお話くださったように、農業の役割は、単に食糧を生産するということだけではなく、土地や景観を守り、水を守り、地域文化を守るというとても大切な使命を負っています。現在、食糧生産工業的になってしまった農業の本来の役割をもう一度取り戻そう、すっかり分断されてしまった農場と食卓の関係をつなぎなおそうというのがスローフード運動であり、オーガニックを広めるということです。
スローフード協会の副会長ジャコモ・モヨーリ氏の話では、理想的な農家とは、環境・地域の生活を守る人です。以下の3つの側面からの取り組みが必要です。
1)経済:付加価値のあるものを生産する
→小規模農家が作るものには、その人の歴史、地域の文化、それにしかない特徴がある。このような付加価値を人に知ってもらう。そしてそれが地域経済の振興にもつながっていく。
2)環境:生物多様性、水、景観を守る役割を担っているのだという自覚
3)社会:団体、学校、政治、研究機関との緊密な関係
量を追い求める化学農業が、農業という職業をつまらないものに仕立て上げた、ともおっしゃっていました。本来農業とは、知識に経験、多角的なものの見方が必要な仕事であるはずです。これからの農家には以下のような考え方、取り組みが必要だろうとお話されていました。
・心と頭の必要な仕事であるという自覚
・セールスポイントを理解し、ちゃんと売っていくことができること
・市場を作ったり、ミニ見本市などを開いて地域経済の活性化に貢献できること
・アグリトゥーリズムの実践
・自分の商品のショーウインドーともなるレストランなどとの関係を強化すること
そして、消費者たる私たちは、食べものや環境が自分の心身をつくっているのだということをもう一度見直すこと。それこそが生活の質であるという感覚を取り戻すことが必要なのではというお話でした。このスローフード運動が世界中に賛同者を呼び起こしているのも、当然の気がします。
<参考>イタリアのスローフード協会のマーク(同協会ホームページより)

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