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オーガニック情報アーカイブ

vol.02 オーガニックを広める人たち

先週から始まったヨーロッパのオーガニック事情をお伝えするコーナーです。早速微妙に脱線してしまうのですが、今回は9日〜11日まで東京ビッグサイトで開かれているBiofach Japanに参加している方とお話する機会がありましたので、印象に残ったことをお話したいと思います。


まずは、お一人目。ドイツ農産物振興会(CMA)オーガニック製品担当のZIEBELLさんです。日本のオーガニックの話をしていたときに彼がまず一番驚いていたことは、日本には生産者と消費者が直接触れ合えるマルシェ(市場)が基本的には存在しないということです。たまに街角でやっていたり、旅行先で見つけられることもありますが、毎週1回定期的にというような形の市場は日本ではまだまだ見かけません。そういうコミュニケーションの場がないと、消費者は何も知ることができないから残念だね、ということでした。Biofachのような見本市に関しても、日本では業者向けが多く、一般の人を対象としたものはあまり多くありません。これに関しても、ドイツで行うと東京のような大都市でなくとも、かなりの人を動員できるよとおっしゃっていました。
また、今ドイツでは料理番組がものすごく流行っているらしく、どこのチャンネルをひねっても必ずや様々な形式で料理番組が放映されているようです。ドイツでは毎年1月に環境週間がありますが、今年の環境週間のイベントでは、なんとドイツ連邦消費者保護・食料農業省大臣のキュネストさんが自らお料理をされる場面があったそうです。市民と政治家の距離感が日本とは違うように感じられます。
お二人目はスペイン・アンダルシア州政府、オーガニック農業委員会(CAAE)部長のGarcia Melgarejoさんです。彼は毎週のように、生産者をはじめ、CAAEの職員、および関係者とたくさんのミーティングを行っているそうですが、その際に必ず言うことが「自分自身がオーガニックになれ」ということなのだそうです。つまり自分自身のライフスタイルをオーガニックにするということですね。そうしなければ、何も変わらないと。また、非常に安価だけれど品質が悪いものを毎日食べるくらいなら、頻度や量が減っても構わないから、品質が保証されているものを大切に食べたいとも おっしゃっていました。生産現場のすぐ近くにいる人らしいコメントです。
原材料にも、調理の加減にも非常にこだわったステキなお店での食事だったのですが、お店を出る際にGarcia Melgarejoさんは、「あなたたちのような人こそ、本当に誠実で真摯にオーガニックを追求している人たちです。その姿勢に深く感銘しました。とてもおいしかった、ありがとう。」と店のご夫婦におっしゃっていました。
お二人に共通していたことは、人と人、人と大地のつながりを感じながらお仕事をされているということでした。生産の現場と消費者との距離がこれだけ離れてしまっている現在、このお二人のように間に立つ立場の人が充分にそれを認識して距離を埋めるような役割を果たしておられるとすれば、とてもすばらしいことですね。





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